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水槽の立ち上げ方

水槽を立ち上げる作業を紹介していきます。


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立ち上げる方法は、水槽のサイズ・水槽を取り巻く環境から必ずこうでなければならないという事ではありません。
一つの例として参考にして下さい。
今回は石組みレイアウトを30cm水槽(高さ30cm、幅30cm、奥行き25cm)で作ってみます。

まず最初に置き場所をしっかりと確認しましょう。

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今回は写真のような窪んだ場所に水槽を設置します。

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この時、水槽の前後左右のズレ、傾きがないかきちんと確認しましょう。

大きな水槽の場合、一度水を入れてしまうと動かす事は困難になりますので、水平器を使って最初にしっかりと水平を確認する事が大事です。

水槽台、置き場所共に水を入れた水槽の重さに耐えられるのかどうなのか、これも事前にしっかりと確認しておきましょう。

水槽を置き終わったら、最初に底床の一番下に軽石ベースの底床材を敷きます。

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これを敷く事で底床内の通水性をよくしてくれます。
敷く時は写真のように周りを空けておくと完成したときに見えなくて見た目が良いです。

今回使用したADAのパワーサンドには肥料分も含まれていますので、長期維持をした時に肥料分を補充してくれます。

園芸用の軽石でも大丈夫ですが、入れる前にしっかりと洗ってから使いましょう。

短期維持の場合は無くても大丈夫です。

この他にも粉状のバクテリアを撒いたり、肥料分の少ないソイルの場合は元肥を入れる事もあります。

他にも底床材は色々とありますので、興味があったら調べて見てください。


次にソイル(ノーマルタイプ)を敷いていきます。

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最初に敷いた軽石を崩さないように周りから敷いていきましょう。

レイアウトに奥行き感を出すために、後ろが高くなるようにソイルを盛ります。
参考として前は4cm前後、後ろは10cm前後が良いでしょう。

前の部分は、この後パウダータイプのソイルを敷くので薄くしておきます。

ノーマルタイプのソイルが敷き終わったら、次にパウダータイプのソイルを敷きます。

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パウダータイプのソイルは粒が細かいので、見た目が良くなる他に、水草が植えやすくなるというメリットがあります。

ソイルが敷き終わったら、次は石組み水槽のメインである石を配石していきます。

まず最初に一番大きな石(親石)を配石します。

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この石はレイアウトの核となる石なので、じっくりと考えて置きましょう。

構図によりますが、このサイズの水槽の場合、親石を置いた両脇の空間が1:2ぐらいになるようにするとバランスが良いです。(写真は調整前です。)

次は2番目に大きな石(副石)を配石します。

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この石は親石の補助的な立場となります。

三番目のサイズの石(添石)は親石に添えるように配石します。

それよりも小さい石は大きな石を引き立てる役目や流れを強調させるために置きます。

ある程度石を置き終わったらちょっと離れて、遠くから観察しましょう。

離れて見ることで全体に目が行き届きます。

バランスを調整して仕上げていきます。

全部の石を置き、バランスを整えて、このような感じになりました。
向かって右側の空間を1として、左側を2としています。

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石の配石方法は色々あり、最初はあまり難しく考えずに参考にしたレイアウトの石組みと同じようにやってみるとよいでしょう。

石の配石が終わったら、次は水を入れます。

水を入れる前に、写真のように水スプレーでソイルを濡らしておきましょう。

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こうにする事で水を入れた際にソイルが浮き上がるのを防ぐ事ができます。

しっかりと濡らしたら水を入れるわけですが、写真のように新聞紙など水を受ける物を入れて少しづつ注水しましょう。

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慌てて入れると折角綺麗にならしたソイルがかき回されてしまいます。

面倒なようですが、慌てずに慎重に。

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水を入れたら前景草(今回はグロッソスティグマを使用)から植えていきます。

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水草を植えるために水草用の先端が細く柄が長いピンセットがあると楽です。

下の写真の○印の部分をピンセットで掴み、横線の位置までソイルに差し込んだ後に力を緩めて、横にずらすようにして抜きます。

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グロッソスティグマの場合、葉の付け根にある横に伸びる茎(ランナー)を残しておくと植えた時に抜けにくくなります。

基本的にはどの水草もそうですが、抜けないように少し深めに植えるのが基本です。

まとめて植える場合、有茎草なら5本まで、前景草なら3本ぐらいまでがその後の成長を考えると良いと思います。

植栽は後ろから植えても大丈夫ですが、背の低い草を先に植えた方が後から邪魔にならなくてよいでしょう。

ただ、状況によっては後ろから植えたほうが良い事もあるので、自分のやりやすいやり方でよいです。
順番に中景、後景と水位を上げながら草を植えていきます。

全部植え終わった姿です。

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草を植え終わったら、水を上までゆっくりと入れて、器具の設置をします。
なお、この時に植栽後で水の濁りが酷いようでしたら、一度ソイルの位置まで水を抜いて入れ替えましょう。

植栽、入水までが終わった姿です。

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この後、器具の設置に入ります。

フィルター(濾過槽)は小型の外部式フィルターを設置。

水草レイアウト水槽の場合、外部式のフィルターを使うのがセオリーで、水槽内がスッキリして見た目がよく、機能も環境に適しています。
他の形式でもできなくはありませんが、デメリットが多すぎるのオススメできません。
外部式フィルターは水槽のサイズにあった物を選びましょう。
水槽のサイズに対してモーターの強い物を選ぶと、水槽の中の水流が強くなりすぎて魚が十分に泳げません。

ヒーターはオート式、サーモ式など色々あります。
温度調整ができる方が便利ですが、無くても大丈夫です。
ご自身の都合で水槽の環境・水量にあった物を選びましょう。

一緒に温度計をつけるのも忘れずに。

照明ですが、水草レイアウト水槽の場合、照明は非常に重要です。
なるべく明るい照明を選びましょう。
今回は45cm水槽用(15w2本)の照明を使用しています。
オープンアクアにするためにリフトを使って照明を上げています。

CO2関係の器具(ボンベ、ボンベスタンド、レギュレーター、ボールバルブ、電磁弁、スピードコントローラー、逆流防止弁、グラスカウンター、拡散器)を設置します。
セットで買うと無駄がなくて良いでしょう。
ボンベに使い始めた日を記入しておくと、空になった時にどのくらいの期間持ったのかよく分かります。

照明と電磁弁をタイマー(2系統使える物がオススメ)にセットして、フィルターをスタートさせれば立ち上げは終了です。

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まだ魚は入れません。

立ち上げたばかりの水槽は、一見綺麗ですが魚が住める環境ではないからです。

これから一週間~二週間、毎日半分~3分の1ほど塩素を中和した水で水槽の水換えをします。

毎日できない時は2日~3日に一回でも良いのでなるべく水換えをしましょう。

面倒なようですが、水槽の立ち上がりは濾過バクテリアが機能していない状況で、水槽内の環境が不安定になりやすいです。

初期の水換えは水槽の汚れた水をバクテリアの代わりに処理する意味もあるのです。

この水を回している間に飼いたい魚をじっくりと選んでおきましょう。


それから10日経った姿です。

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水の状態を見て、濁りがだいぶ取れて透明になってきているのが見て取れると思います。

魚を入れましょう。

魚を入れるにあたり、まず最初に『水あわせ』という作業を行います。

この水あわせは魚が以前いた環境から新しい環境へ慣らすために行います。

面倒なようですが、これをしっかりしておかないと魚が病気になったりすぐに死んでしまう事があります。


水あわせの方法ですが、魚を袋の水ごと器に移し、水槽の水を少しづつ混ぜる事によって行います。

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写真のようにエアーチューブの先に一方コックを付けて水がポタポタ垂れるように行います。

一方コックが無ければ途中~先端を軽くコメ結びにしたり、輪ゴムで少し締めたりして水量を調整してあげましょう。

一つの水槽で複数の水あわせを行う場合は二方コック、三方コックで分岐して行うとよいです。

水あわせの量ですが、元々の水量と同じくらい~倍ぐらいの量が混ざれば大丈夫。

時間にしてみると5分~15分ぐらいを目安にするとよいと思います。

冬など寒い時期は水温が下がってしまうので気をつけましょう。

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なお、水槽に入れるチューブの先端には写真のようにエアーストーンを付けておくとオモリの代わりになってチューブの安定・抜け防止になって良いです。

無ければ抜けないように固定しておきます。

水あわせをしている間に、立ち上げてから伸び始めた水草のメンテナンスもしておきましょう。

1週間~10日もすると水草は写真のようにグングン伸びてきます。

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伸びすぎた部分をカットしておきましょう。 カットする時は水草専用の柄の長いハサミがあると便利です。

最初なので根元から4分の1~3分の1の部分をカットします。

ソイルを盛るときと同様に手前を低く、奥を高くするようにカットします。

あと、成長の遅い水草は写真のように藻類が付着してきます。

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このままですと水槽内に藻類が充満してしまうので、根元からカットして水槽外に出しましょう。

立ち上げて日が浅いうちは、細かい部分までしっかりと観察する事が大事です。

水草のカットが終わり、水あわせもできたら魚を水槽に優しく入れてあげましょう。

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最初は急に景色が変わるので魚も落ち着きませんが、しばらくすれば慣れてきて水槽の中を気持良さそうに泳ぎます。

これで水槽の立ち上げ完了です。

この後は日常のメンテナンスをしながらレイアウトを作り上げていきます。
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