世界水草レイアウトコンテスト2017の表彰式が終わってから随分と経ちました。
表彰式で作品発表がありましたから、上位の作品や私の作品を目にされている方も多いと思います。
当初配られた作品集は不備があり、刷り直しという事でだいぶ時間が経ってしまいましたが、作品集も発売されます。
折角なので、今年の私の作品を紹介しておきます。
IAPLC2017応募作品
タイトル『LEGACY』
World Ranking 0050/2056

サイズ 幅90cm、高さ36cm、奥行き45cm
水草 キューバパールグラス
生体 カージナルテトラ
今回はコンテスト向きではありませんが、故天野尚氏が提唱した単植単泳(一種類の水草と一種類の魚)の石組(いわぐみ)レイアウトで挑んでみました。
最近のコンテストでの石組レイアウトは数種類の水草を細かく植栽をするのがセオリーなので、一種類で構成することは時代の流れと逆へ行く行為です。
さらに、流木を使って細かく作りこむレイアウトが主流となり、石を使ったレイアウトも石組というよりも石を使った景色という流れになっています。
そのような流れの中で従来からの石組レイアウトは激減し、このままでは石組レイアウトをする人がいなくなってしまうのではないかと石組レイアウトが好きな私は危機感を感じました。
その流れで私は、三尊石組をベースにし、現代の流れをミックスした新しい形を提案出来ないかと模索して、今回の応募作品は生まれました。
なので、今回は”結果”よりも”やりたい事”を重視しています。

上位を狙う作品作りではなかったので、正直トップ100に選ばれるという確信はありませんでしたが、自分としては今やらなければ一生後悔しそうだったので、結果を気にせずに挑戦した次第です。
それでもトップ100に選んで頂き、世界ランキング50位という素晴らしい成績を頂けたのはとても嬉しかったです。
ただ、自分の力不足を感じるところもあり、この辺りは今後私の想いを継承してくれる人が解決してくれたらいいなぁと思っています。
この作品を見て、一人でも多くの方に石組レイアウトの魅力が伝わり、一人でも多くの方が石組レイアウトを作成してくれたらいいなぁと思います。
また来年も
世界水草レイアウトコンテストは開催されます。
私は来年に向けて新しいレイアウトの制作を始めました。
参加した方は今年よりも上を目指し、参加していない人は参加してこの楽しさを分かって欲しい。

上手いとか下手とか、そんなことは気にしないでお祭りに参加するような感じで楽しめればいいと私は思います。
納得のいく作品作りが出来れば、それが一番です。
世界水草レイアウトコンテストの作品集は
ADAの特約店で発売されています。
特約店は
ADAのHPで検索できますので、お近くの特約店を探してみて下さい。
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