トップ
月別アーカイブ
ブログ内検索
リンク

2015年8月4日

2015年8月4日。

今から二年前の今日。

この日の訃報に驚いたのは未だに忘れられません。

アクアデザインアマノ(ADA)の前社長でネイチャーアクアリウムの創始者である、天野尚氏が亡くなられた日です。

17080401

最近始めたばかりの方はあまり知らないと思いますが、現在のアクアリウムの流れは全て故天野尚氏が作りだした流れです。

天野氏がいなければ、いまだにアクアリウムは黒枠の水槽に大磯の砂利を入れて、大きな蛍光灯を載せて、エアポンプでブクブクしていたかもしれません。

スタイリッシュな見た目で水槽をインテリアに昇華させたオールガラス水槽。

水草の育成を容易にしたアクアソイル。

従来の酸素ブクブクの概念をひっくり返したCO2の添加器具。

オープンアクアリウムを可能にした吊り下げ式の照明(メタルハライドランプ)。

17080405

給排水含む水槽の器具をガラスにすることで芸術品の域に達したガラス製品。

メンテナンスを容易にしたアクアツールの数々。

従来のレイアウトの概念を覆し、生態系を作り上げるネイチャーアクアリウム。

上げだすとキリがありませんが、ほぼ全て天野氏の功績と言っても過言ではありません。

そんな天野氏は61歳と言う若さで二年前の今日、亡くなってしまいました。



私にとって天野氏はスーパーマンでした。

圧倒的な存在感、スケールの大きい生き方、物に対してのこだわり、全てが憧れの対象でした。

自分もいつか天野氏のように、人から憧れられるようなレイアウターになりたいと思っています。

私が天野氏と会えるのは世界水草レイアウトコンテストの表彰式であるネイチャーアクアリウムパーティの時ぐらいしかありませんでしたので、その日はとてもワクワクしたものです。

作品を見てもらい、頂いたアドバイスは今でも忘れません。

17080404


コンテストを通じて、いつかは天野氏に認めてもらえるようになりたいと頑張ってきました。

ですが、私の想いが届く前に天野氏は逝ってしまいました。

17080409

正直、未だに自分としてはまだ受け入れられていない部分があります。

私はお別れの会に行けなかったので、自分の中ではお別れはしていないから。

いつになるか分かりませんが、自分の気持ちの整理がついた時に挨拶に行けたらいいなと思っています。



私が天野氏の作品から受けたイメージで一番強いのは『石組』です。

普通は『いしぐみ』と呼んでしまいますが、ネイチャーアクアリウムでは『いわぐみ』と呼ぶのでお気を付けください。

石組は石庭のように石の魅力を最大限に引き出してレイアウトする技法です。

17080408

石の置き方や角度にまでこだわって石を組むのです。

流木を使ったレイアウトとの違いとして、流木を動としたら、石組は静です。

誤魔化しが効かないので、作り手の技量がハッキリと出るレイアウトになります。

私が最初に買ったアクアジャーナルも石組の特集でした。

17080402
(2005/6 vol.116 石組新感覚)

この雑誌を改めて見直したら、現在の自分のレイアウトに当てはまる箇所の多いこと。

感銘を受けたレイアウトもあり、如何にこの号に影響を受けたのか良く分かります。

最近は私も好きでよく作る『石を使った風景レイアウト』が主流でありますが、これからは『石組』というスタイルを見直していきたいと思っています。

作りこむ世界も素晴らしいですが、作りこまないでも魅せられるスタイルということも考えていきたいのです。

『シンプルに美しく』と言うのは簡単ですが、実際は真逆でとても難しいです。

私自身が作りこむ作品をやるので良く分かりますが、作りこめば凄さを出すことは割と容易です。

17080407

ですが、作りこまずに凄さを出すのはとても難しいのです。

ちょっとかじればそれなりの物を作ることはできますが、その先は遥か彼方です。

現在のコンテストの流れが『作りこみ』に流れてしまっているのは、この辺りに理由があると思います。

これからはその辺りをどうしたら良いのかということを真剣に考えていきます。

17080403

今晩はお酒でも飲みながら、過去のアクアジャーナルや天野氏の作品集の『ガラスの中の大自然』を見て、故人との思い出や懐かしさに触れながらこれからの事を考えていきたいと思います。


関連記事
いつも応援ありがとうございます。
にほんブログ村 観賞魚ブログ 水草へ

にほんブログ村

aquafox

FC2公式ブロガーです。

2017年7月からFC2公式ブログとして活動させていただいております。

私のブログを見て、一人でもアクアリウムに興味を持ってくれる方がいれば幸いです。

©2007 FOX SENCE

カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

09月 | 2017年10月 | 11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


IAPLC2017

Twitter

Web page translation

メールフォーム

このブログの感想、何か気になることや分からない事、見て欲しい物やアドバイスが欲しいなど御座いましたら、こちらから送って下さい。
ブログで採用された方には何か素敵な物を贈らせて頂きます。

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログランキング

  いつも応援ありがとうございます。

タグと検索


私のオススメ

私の作品が掲載されている本です。