初めての方、はじめまして。
いつも見てくださる方、ありがとうございます。
私のブログ、FOX SENCEへようこそ。
ブロガーのaquafoxです。
このブログは私の趣味であるアクアリウムをメインとしたブログです。
拙いブログですが、最後までお付き合い下さい。
皆さんは水槽と言ったら何を思い浮かべるでしょうか。
水槽と一言で言っても、カテゴリーを分けると沢山の種類があります。
金魚やメダカなどの魚を飼育する水槽。

亀やヤドカリなどを飼育する水槽。
水草を沢山植えて花壇のようにする水槽。
自然のサイクルを利用して作り上げるネイチャーアクアリウム。
他にも上げ出すとキリがないのでこのぐらいにしておきますが、水槽は多様な形で沢山の人に楽しまれている趣味であります。
私がメインで楽しんでいるのはネイチャーアクアリウムです。
上でも書きましたが、このネイチャーアクアリウムは自然のサイクルを利用して水槽内の環境を作り上げます。
魚が餌を食べて出す有毒な排泄物を土中のバクテリアが分解して無害化して水草の栄養を作り、水草が根から栄養を吸収し光合成をして魚に酸素を供給する。

この自然のサイクルが回転することで、魚からバクテリアまでが共存する生態系が出来上がります。
水槽の中に一つの地球をつくりあげるのです。
このネイチャーアクアリウムを作り上げるためには色々な器具がいるのですが、今回は水草水槽だけの特殊なこと、二酸化炭素について書こうと思います。

先ほど、水草が光合成をして酸素を供給すると書きました。
光合成をするためには、強い光の他に窒素・リン酸・カリウムなどといった栄養、さらに二酸化炭素が必要です。
水の中には僅かばかりの二酸化炭素が含まれていますが、水草を育成するために必要な量はありません。
ではどうしたら良いのかというと、外部から二酸化炭素を添加してあげるのです。
一般的にはエアポンプで酸素をブクブクするものだと思いますが、水草の水槽は二酸化炭素をショワショワ~と入れてあげるのです。
この細かい気泡は全て二酸化炭素です。

現在では水草を育成するために水槽内に二酸化炭素を添加することは基本となっています。
ですが、数十年前まではこの方法が確立されていなかったために、水草を水槽内で育成することは大変難易度が高く、手間や技術のいることでした。
アクアデザインアマノ(ADA)の創業者で前社長である故天野尚氏(1954-2015)が水草育成に悩んでいた時、水槽の中に炭酸水を入れたことで水草が光合成を活発に始めたことから、この方法を確立したと言われています。
水草を育成するために、ライトやフィルター(濾過槽)なども進化していますが、この二酸化炭素の添加器具が一番進化した物かもしれません。
下の写真は二酸化炭素の添加器具の一式ですが、右のボンベの中にある二酸化炭素を水槽内の拡散器から添加します。(写真の器具一式はFC2さんから提供していただきました)

細かく出された二酸化炭素は水に溶けて水草の光合成に使われます。
二酸化炭素を添加することで水草の育成難易度が下がり、今では誰でも気軽に水草水槽を楽しめるようになりました。
色とりどりの水草を育てて、自分だけの水草水槽を作り上げることが出来ます。

水草が茂った水槽で泳ぐ熱帯魚やエビはとても綺麗です。

水草によっては光合成で出す綺麗な気泡を楽しめます。

この気泡こそ、水の中でしか見られない美しさであり、水草水槽をしている人だけの特権だと私は思います。
興味のある方には是非一度体験して欲しいです。
最近では室内で楽しめるガーデニングという形で水草水槽の人気が上がっています。

昔は水槽と言うと男性の趣味という感じでしたが、水草水槽の普及に伴い女性のユーザーがとても増えています。
性別問わず、誰でも楽しめるところが、この世界の素晴らしい所だと思います。
私はこのブログ『#FOX SENCE』を通じて、沢山の人にこの世界の楽しさや素晴らしさを知っていただき、沢山の人に愛される趣味になってほしいと願っています。
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