写真は先日入手したパワーショットA2000IS。
1000万画素、光学6倍ズーム(35㎜換算:36 (W) - 216 (T) )、1cmマクロ、手ぶれ補正、顔検出などなど色々な機能が入ってます。
詳しく知りたい人は
キヤノンのHPで見てね。
発売時期は2008年の秋なので、最近の傾向ではもう古い機種です。
コンパクトデジカメに限らず最近のデジタル製品は新商品がすぐ出てしまうので、あっという間に古い機種です。

いつもの事ですが、私は新品ではなく、故障して動かないジャンク品を購入しました。
ボディの外側の7本のネジと端子のカバーはなく、レンズはレンズエラーで出っ放し、ボディも隙間が開いてたり傷があちこちに、電源を入れてもピッ・・・・・・ピッピッピッピッ!と鳴り「レンズエラーを検出しました」と表示されて終了。
通電するので直せるかもと思う反面、分解履歴があり、原因がレンズユニットだったら無理かもと思ったのですが、仕組みを調べてみるために分解して組みなおしてみたら・・・なんと、直ってしまったのです。
何が原因かは特定できませんが、多分レンズユニット内のギアが何らかの理由で動かない状態にあったのではないかなと。
分解してレンズユニットをいじっているうちに動くようになったと思われます。
予想していなかったので、電源を押してレンズが動き出した時は驚きと感動でしたよ。

新しい
カメラが手に入ったので、色々撮ってみました。
で、撮っていて一番楽しいなと思ったのはマクロ撮影でした。
この機種は1cmまで寄れるので、いつも以上に被写体に寄れるのが楽しい。
ファインダーがなく液晶(3.0 型TFT液晶カラーモニター、約23 万ドット、視野率100%)での撮影なので被写体によりやすく撮りやすかったです。
駄作ですが、色々撮った物を載せておきます。
写真はリサイズのみしてあります。
40cm水槽のエンペラーテトラ。

だいぶ発色がよくなってきました。
水槽撮影で一番気になるのは感度の良さだと思います。
動きまわる魚を撮るためには速くシャッターを切らなければならず、そのためには感度を上げなければならない。
しかし、感度を上げすぎるとノイズでザラザラになってしまう。
ISO感度が1600まであるのですが、高感度はノイズが気になるのであまり使わなそう。
特に水槽撮影の場合、ノイズが我慢できる範囲で撮影となると、自分的には400が限界かな。
あとは状況によって露出補正を少しマイナスにしてシャッタースピードを稼ぐ。
ちなみに上の写真はPのマクロモードで、ISO400 F/3.2 1/40s 露出補正0です。
縮小した感じではノイズはそれほど気にならないかなと。
この
カメラは絞りとシャッタースピードを自分では設定できないので機械まかせです。
調整できるのは露出補正、ホワイトバランス、カラー調整、測光方式、画質、サイズのみです。
ですが、この
カメラを使うユーザーの層を考えると十分すぎると思います。
庭で咲いていたサボテンの
花。

いつもながら綺麗な色で咲いてくれます。
紫陽
花の葉に止まっていたテントウムシ。

虫系はマクロで撮ると雰囲気が出ていいですね。
小さい虫を撮る場合は3インチの視野率100%で撮れるのはとても楽で良いです。
ファインダーを覗けない角度からも撮れますからね。
バリアングル液晶ならもっと楽ですけど。
日向ぼっこしていた
カエル。

コンパクトのデジカメだと寄っても逃げられにくいので撮りやすいです。
上の写真の目の辺りを当倍で切り出すとこのぐらい解像しています。

これ見た時、思わず驚いてしまいました。
ちょっと気持ち悪い写真でゴメンナサイ。
1000万画素もあると充分綺麗な写真が撮れますね。
下の写真はこの
カメラの撮影素子(1/2.3型 有効1000万画素CCD)です。

こんな小さな素子でよくあれだけの物が写るなぁって思います。
携帯の
カメラなんてもっと素子が小さいわけですから、今の技術は本当に素晴しいです。
上の写真はデジカメを分解した時のものですが、分解は感電や破壊などのリスクのあるものですので、やろうと思う方は事前に準備をしっかりとして、自己責任の上で行って下さい。
このA2000ISですが、私的にこれだけ撮れれば普段の持ち歩き
カメラとしても十分使えると思います。
長時間露光も1~15秒まで出来るから、やろうと思えば
花火とかも綺麗に撮れるかも。
画質は一眼レフと比べてしまうとイマイチですが、サッと取り出してサッと使えるというメリットを考えれば良いと思います。
一眼レフを使いづらい場所で役に立ってくれるといいですね。
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